「子どもが好きなんですね?」
保育士をやっていると言うと、これをよく言われます。
いつも、この質問に対して何か違和感があったのですが、
うまく言葉にできなかったので、そのまま
「そうですね~。」とか、逆にひねって「嫌いです。」な~んて答えていました。
そして実は昨日もこれを聞かれ、黙ってしまいました。
聞いている人はそんなつもりはないのはわかっているのですが、
子ども全体を好き嫌いで言うのは、私の中ではおかしいのです。
動物や嗜好品ではないし、子どもをどう?って言われても、
ひとりひとりの人として見てるので、成長の段階で聞かれても困るわけです。
好きだからってだけで、やる仕事ではないですよね。
子どもの笑顔に救われることはありますが、
自分が楽しいから…とか、癒されるから…とか、
それが目的でやっているわけではないです。
未来を生きていく人間を育てなくてはいけないという、
そうするのが当たり前のような義務感の方が強いです。
使命感と言った方がかっこいいかもしれませんが…。
もうすぐ七夕ですね。
・・・
ばんびぃのでも、笹の葉さらさら部屋の隅で
扇風機の風に揺れています…。